Western Digital Ultrastar DC SS200 SAS SSD(12Gbps)を手に入れたのでベンチマークなど

Westarn Digital Ultrastar DC SS200 SAS SSD

名前長いですね

こちらの800GBモデルをBrand Newで手に入れたので、軽くベンチしてみました。

SAS接続モデルですので、通常のPC等のマザーボードに搭載されているSATAポートでの利用はできません。
基本的なスペックは以下のとおりです。

  • SAS 12Gb/s
  • 15nm MLC NAND
  • MTBF 2.5M Hours

(メーカーのSpecificationより)
3年ほど前の製品ですので、今時のSSDと比べると見劣りする部分はありますが、安かったので手に入れてみました。

ベンチマーク

SAS接続モデルですので、対応したデバイスを用いました。
今回はHPEのDL380 Gen10サーバを使用し、RAIDコントローラはHBAモードとしました。

SAS 12Gb/sでの接続ですので、シーケンシャルについてはバス幅の理論値近くまで出ている事が読み取れます。
ランダム4KなどはNVMe SSDには叶いませんが、サーバにて使用する予定ですので、NVMeベイやSecondary CPUを手に入れるコストを考えると、SATAと比較してもバランスが良いと言えると思います。

時間がなく簡単なベンチしかできていませんが、12Gb/s接続のSAS SSDに興味のある方の参考になれば幸いです。

自宅環境紹介 2020 5月編

色々と機材更新やらがありましたが、1年ほど書いていないなと思ったので、書いてみることにしました。
前半は機器類の紹介、後半は構成についてです。

自宅36Uラック

私は一人暮らしをしている学生ですが、自宅に36Uラックを設置しています。
その様子を先に。

サーバ

サーバ機器はラック下部にマウントしています。
重量のある機器はできるだけラック下部へ設置し、ラック自体の重心を下げるように努めています。
自宅のワンルームに設置していますから、地震等でラックが倒壊する可能性をできるだけ抑えるのが目的です。

現在、以下のようなサーバがあります。

名称 CPU RAM
HP DL380e Gen8 Intel Xeon E5-2420v2 64GB
HP DL380p Gen8 Intel Xeon E5-2640v2 x2 128GB
HPE DL380 Gen10 Intel Xeon Silver 4208 128GB
HPE DL380 Gen10 Intel Xeon Bronze 3104 16GB
自作 AMD EPYC 7452 32-Core Processor 128GB

ネットワーク

ネットワーク機器は主にラック上部にマウントしています。
機器類の管理ネットワークは1GbEで構成し、ストレージ周りは10GbEとしています。
使用しているスイッチには40GbEポートがありますから、将来的に40GbEを利用する予定です。
(スイッチの紹介、検証等は別途記事にしていますので、アーカイブから御覧ください。)

さらに、光ファイバーを2回線引き込んでいます。

また、OpenVPNを用いたSite-to-Site VPNによって、VPS及び別のリージョンに設置した機器類について、接続を行っています。
各リージョン間の経路情報の交換は、BGPを用いて行っております。

電源

夏場のゲリラ豪雨等の一時的な停電・電圧降下に対応するため、1200VAのUPSを1台設置しています。
昨年夏の稼働回数は、瞬間的な電圧降下によって15回ほど作動しましたので、重要な役割を担っています。

また、15Aのブレーカを搭載したサーバラック用にコンセントバーを背面に設置しております。

構成とか

現在は、TrueNAS(FreeNAS)を用いたネットワークストレージのみが稼働している状況です。

今まではProxmoxを用いた仮想化環境をメインにしておりましたが、先日まで検証を実施していたKubernetesを用いたコンテナ環境を用いて、再構築する予定です。
必要なパーツが揃い次第、取り掛かる予定です。

また、これらの環境構築が完了すれば、再度このブログや、ホームページ等を自宅でのホスティングに戻す予定です。

ZabbixやGrafanaを用いた監視環境も確立する予定ですので、現在予定している環境の構築が完了すれば、ネットワーク面も含めた構成などを書き起こしたいと思います。

AMD EPYC + 2U + 本格水冷での稼働状況

性能及び冷却性能テスト編

前回、AMD EPYC Processor で2U本格水冷サーバを組んでみた。という記事を書きました。
今回はその性能テスト編になります。

およそ1か月近くたち、その間 Rosetta@Home 稼働のために、フル負荷で連続1か月ほど稼働させておりましたので、その評価と合わせてお届けします。
(Linux環境で運用したので、Windows系のベンチマークを取るのがめんどくさくて、本記事の投稿が遅れました。)

その前にタスクマネージャーの図でも。

どうやら、Windows10のタスクマネージャーはそうスレッド数が64以上になると、いくらウインドウを大きくしたところでチャートは表示されないようですね。
48スレッド環境では全スレッドチャートが表示されていたので。

Cinebench R20

CPUベンチの定番といえばこれではないでしょうか。

Temperature

ベンチ中の温度は40度以下でした。

EPYCにはプロセッサダイが4つありますので、4ノードの温度が表示されています。
なお、温度取得にはHWMonitorを利用しております。

Rosetta@Home

こちらは明確なスコア等は無いので、評価のしようがないところですが、安定して1か月ほど動作しておりました。

評価

水冷での冷却性能や、静音性について。

本サーバ機を2Uサイズながら水冷としたのには、主に2つの目的がありました。
1つは、静音化です。
通常、2Uサイズのサーバ機では、CPUやその他コンポーネントを十分に冷却する必要があるためにファンが高速回転し、かなりの騒音となります。
しかしながら、寝室にサーバラックがありますので、出来る限り静音化しなければ安眠の妨げとなります。
もう1つは、冷却性能の向上です。
2Uサイズという非常に薄い空間において冷却性能を担保するには、クーラントによって熱源を移動させ、より大きなヒートシンク(今回はラジエータ)で冷却することです。

まず、静音化について。
本サーバ機においては、性能や発熱量に対して非常に騒音を小さくすることに成功しています。
それなりに音はしますが、扇風機の強運転よりは少し静かなぐらいです。

もう1つ、冷却性能について、先ほど示したように最大負荷時でもCPU温度は40度程度でした。
室温は25度程度、アイドル時26度ですので、冷却性能は非常に高いといえるでしょう。
なにせCPUはTDP155Wですから。

省電力性

Zen2アーキテクチャを採用したEPYCという事で、電力性能の方も気になっておりました。
結論から言いますと、性能に対する消費電力はとても優れたものです。
これだけの性能がありながら、フル負荷状態でシステム全体の使用電力(PDU読みです)は200W以下と、中古サーバばかりを扱ってきた自分としては考えられないような性能です。
例えば、Xeon E5 v3世代のCPUを2基搭載したサーバでは、フル負荷時にはシステム全体で400W近い消費電力でした。

総評?

今回のマシンのパーツ台等はおよそ25万円ほどとなりました。
金額に対してはかなり性能の良い、安定したマシンを組めたと思います。
唯一問題となるのが、水冷化したことで、空冷と比べてより頻度の高い定期的なメンテナンスが必要となることです。
放置しているとクーラントの漏れなどの問題が起きやすくなりますから。

手に入りやすい安価なプロセッサではありませんが、Zen2アーキテクチャのEPYCプロセッサはかなりお勧めできるものだと思います。
(おそらくThreadripper 3970Xあたりの方が手に入りやすいと思いますが。)

もうちょっと真面目に書こうと当初は思っていたのですが、かなり雑になってしまいました。